預託繁殖牝馬産駒(当歳馬)の募集について(前編)
こんばんは、代表の会田です。
昨日まで、毎年恒例となっておりますサマーセール購買馬のレポートを前編と後編に分けてお送りいたしましたが、今年から新たな試みとして預託繁殖牝馬産駒の当歳馬の募集をしたいと考えております。
当歳馬募集の狙い
当歳募集を開始するねらいは、主に2つあります。
1.通年で申し込み出来る募集馬を用意しておきたい
当クラブは募集馬を購入して頂く事を前提に、馬主資格取得のサポートを行っているのですが、実は新規で馬主資格を取得するついでに募集馬を申し込まれるが多く、その数は実に会員全体の2割程度を占めます。
例年当クラブの募集馬はサマーセールで購買するため、募集期間は1歳9月~2歳2月末の半年間なのですが、馬主資格の申請は平均5か月程度かかるため、募集馬を購入するのと同時に馬主申請を行うには9月中に申し込まないと締め切りまでに間に合わない可能性があります。
ただ、「馬主資格を取りたいので、資格取得のサポートをして欲しい」という問い合わせ自体は通年であるので、10月以降や募集期間外に当クラブ興味を持って頂いた場合は、どんな馬が募集されるのかも分からない、全く先立つものがない状態で将来の募集馬をご購入いただくという口約束のみでお手伝いすることになります。
これですと、新規の馬主さんにとって、もし翌年お気に入りの馬がいなかったら悪いからと言って欲しくもない馬を買わせてしまう要因になってしまうかもしれないですし、口約束のみの性善説で成り立っているのでクラブ側もサポートした人に募集馬を購入して頂けないリスクも今後出て来ると思います。
そこで、通年で購入出来るを用意しておけば、こういったニーズを汲み取る事ができ、不都合が解消出来るかなと思いました。
2.仔馬からの成長を楽しんで頂きたい
当クラブでは2歳9月に募集を開始し、11月には早くも道営の厩舎に入厩。2歳の3月には能力検査を受けて競走馬になり、4月下旬からレースと、早ければ募集開始から7ヶ月程度であっと言う間にデビューを迎えてしまいます。
しかし、当歳募集では、ちょうど仔馬が離乳した頃からの成長を見守る事が出来るため、仔馬の頃からどんな競走馬に育っていくか、長~く成長過程を見守る事が出来ます。
特にこれから資格を申し込む方にとっては、先立つものがあれば資格が降りるまでの間、牧場に見に行ったりして、愛馬の成長を見守りながら資格が降りるのを待つ事を楽しめますし、関係者とのコミュニケーションも楽しめますから馬主として人脈形成などをする良い期間になるのではないでしょうか。
ただし、当歳で申し込んだ人と、能力検査直前の2歳2月に申し込んだ人では不公平が生じてしまうと思いますので、当歳で申し込んで頂いた方、1歳9月までに申し込んで頂いた方の2段階でそれぞれ大幅な割引制度を設ける事を考えています。
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前置きが長くなりましたが、明日は募集予定のリンデンブリューテの2021(父トビーズコーナー、画像)についての記事を書きたいと思います。