地方競馬リーディングサイアー2021

こんばんは、代表の会田です。
今日は2021年の地方競馬リーディングサイアーを考察していきたいと思います。

1位は7年連続でサウスヴィグラス!!

という訳で、1位は7年連続でサウスヴィグラス。昨年は地方重賞を16勝していて、不動のリーディング。
ただ、既に亡くなっていて8位のクロフネ同様現3歳世代から産駒がいなくなるので、来年は逆転があるかもしれません。
意外なのは、サウスヴィグラスってダートの重賞を勝ちまくっているイメージですが、中央重賞はナムラタイタンが武蔵野Sを1勝しているのみなんですよね。
昨年はテイエムサウスダンが地方のダートグレードを3勝しましたが、この馬も不思議と中央重賞では馬券にならず・・・。
よほど地方の水が合う種牡馬なのでしょう。

2位はパイロ。7頭で地方重賞を12勝していて、所有馬のレディーアーサーも重賞2勝しています。
一昔前は気性に手のつけられない馬が多くて、ゴールドアリュールやサウスみたいに何億も稼ぐような突き抜ける馬は出にくい印象でしたが、
ここ最近は大人しい産駒が増えて来たように感じます。レディーアーサーなんかも本当に大人しいですよ。

3位はシニスターミニスター。昨年は中央のテーオーケインズ・ドライスタウトがJpnIを優勝しましたが、この馬は4位のヘニーヒューズ同様種付け料が上がりすぎてちょっと地方馬主には手が出ないですね。日高のセリでも馬格のある牡馬だと2千万以上してくるイメージです。
当クラブ所属のポップディーヴァもそうですが、気性が難しい馬が多い印象ですね。

5位のフリオーソ、6位のエスポワールシチーは昨年のダートグレード勝ち無しでこの位置は優秀なのではないでしょうか。この2頭は中央の馬主には人気がないイメージなので、サウスのような地方特化型の種牡馬になり得ると思います。当クラブ所属のハッピーホンコンや、募集中のラヤーリドバイの2020もエスポワールシチーの産駒ですね。

7位のスマートファルコンは良い仔を出すんですが年々種付け頭数が減っています。2019年産は24頭しか生産されておらずほとんどセリにも出て来ませんでした。
ただ、それとは裏腹に昨年はオーヴェルニュが中央重賞を2勝、ティーズダンクとチサットが南関重賞を制覇、特にティーズダンクは浦和記念2着で打倒中央にあと1歩まで迫っており、産駒成績は急上昇しています。当クラブで募集中のテーオーディオネ20もスマートファルコン産駒なのですが、動きも良く馬体のシルエットからもいかにも南関東の水が合いそうで、期待が高まりますね。

9位のゴールドアリュールも現5歳世代が最終なのでランキングは下がる一方ですが、まだまだ頑張ってます。来年再来年あたりはTOP10に後継のコパノリッキーも入って来そうですね。

あとは現3歳世代がファーストクロップのホッコータルマエあたりがポスト・サウスの候補に加わってくるでしょうか。サウス亡き後の地方リーディングサイアー争いは大混戦になりそうです。