HBAオータムセールが行われました
こんばんは、代表の会田です。
10/15(火)・16(水)に北海道市場にてHBAオータムセールが行われました。
まずは結果を見てみましょう。
【オータムセール2019-総合結果】 – 2019/10/15-16開催
■購買登録者数:801名(2018年度:877名)
■購買実績者数:223名(2018年度:294名)■上場頭数:432頭(牡190頭、牝242頭) ※前年比:-272頭
■落札頭数:320頭(牡150頭、牝170頭) ※前年比:-185頭
■売却率:74.1%(牡78.9%、牝70.2%) ※前年比:+2.4%
■売却総額(税別):930,700,000円(牡530,800,000円、牝399,900,000円) ※前年比:-696,500,000円
■平均価格(税別):2,908,438円(牡3,538,667円、牝2,352,353円) ※前年比:-313,740円
■中間価格(税別):2,500,000円 ※前年比:-200,000円
■最高価格(税別):20,000,000円(No.332-エミネントシチー2018、父ジャスタウェイ)引用元
http://umaichi.com/trade/autumn2019/autumnsale/
購買登録者数も少なく、平均取引価格が前年比:-313,740円と前年までと比較して安く買えるセリだったと思います。
実際に参加してみた感想としてはこんな感じでしょうか。
- 消費税が10%に上がった影響が少なからずあった
- 台風の影響で中央や川崎競馬などの関係者が臨場出来なかった
- セプテンバーが出来たことにより上場馬の質がかなり落ちた
1については、古谷剛彦さんのコラムに書いてある通り、消費税が10%に上がり「計算しやすくなってしまった」というのはあると思います。
1000万円の馬が1100万すると考えると、初日に1000万円以上の馬が出なかったのは購買者側の心理的障壁なのかもしれませんね。
2については、火曜日はJRA東京の代替開催があったため、初日はJRAの先生や馬主さんが臨場されてなかった印象がありました。
特に馬房に余裕がありそうな、美浦の先生がいらっしゃらなかったのが平均価格減に影響したかなと思います。
また、調教馬場が水没してしまった川崎競馬場の先生も、あまり見かけませんでした。
3については初日のラインナップを見てもらえれば分かる通り、5月生まれ・6月生まれが圧倒的に多いです。
また、サマーセールにはあれほどいたシニスターミニスターやリオンディーズ等の人気種牡馬がほとんど見当たりませんでした。
つまり、良い馬はこれまでの市場で売れてしまったということでしょう。
・・・その中で、当クラブではNo.211フォレスタレガーロの18(牡、父サウスヴィグラス)を落札しました。
この馬は、育成時に後肢に外傷を負った影響で化骨が遅れ、これまでのセリに出品出来なかったそうなのですが、今は全く問題ありません。ウォーキング動画を見てもらえれば分かりますが、体管がしっかりしていて、惚れ惚れする動き。正直サマーセールとかに出ていたら1千万はするレベルだと思います。
また、「普段はそんな事ない」と言っていましたがセリ場では少しうるさいところを見せていて、引き手の方が制御に手こずるほど馬力があるように見えました。この気性が良い方に向いていけばかなりファイト溢れる走りをみせてくれるのではないでしょうか。
馬体を見ると、ダイワメジャーが出ていていかにもな短距離タイプですが、2歳戦(特にフレッシュチャレンジ)は短距離の番組が多いので、早期に勝ち上がって能力で距離もこなしていくようになってくれれば理想ですね。来年から門別競馬場で行われる「JBC2歳優駿」制覇に向けて、非常に楽しみな馬だと思います。
本馬はおなじみ田中淳司厩舎入厩予定で、もちろん当クラブで募集いたします。1歳12月末までの経費・手数料込みの価格設定にいたしますが、募集時期がサマー2ヵ月遅いのと、保険料もサマーより少ない(2.93%)のでサマーセール募集馬よりは上乗せ価格を安く設定出来ると思います。
現在、募集内容をまとめていますので今しばらくお待ちください。