クラブ3世代目の募集を終えて

こんばんは、代表の会田です。

さて、先月末にクラブ3世代目の募集馬3頭の募集を締め切り、3頭とも世代最初の能力検査を受検し、全馬無事合格しました。

そんな中、好タイムで1着と期待の高かったハピネスストーリーが骨折で戦線離脱となり悲喜こもごもですが、まだ2歳の4月ですから全然心配することはありません。

ここから各馬どんな競走馬に育っていくか、とても楽しみにしています。

さて今日は3世代目の募集を終えて、次年度以降どういう展開をしていこうかなというお話です。

募集を終えての所感

ついに満口馬が!

2020年産募集では、3世代目にしてついに満口馬(ヴィエナトウショウの20)が出ました。
今まで、半分も売れれば良い方だったのですが、募集初日に全19口中14口売れて、事務が全く追いつかなくなるという事態に。あれよあれよと1週間もしないうちに満口になってしまいました。

募集前に書いたサマーセール参戦レポートで本馬の募集経緯について、「今まで募集価格がやや高めの馬が多かったので、この価格なら新たな層が来てくれるのでは」と書きましたが、この考察がまさに読み通りだったと言えるでしょう。

当歳募集も好評!

そして、昨年新たな試みとして1歳馬と同時募集した当歳馬(リンデンブリューテの21)の募集も順調で、残り2口になっています。

こちらも、昨年書いたコラムで、「馬主資格申請用に通年で募集馬を用意しておきたい」という目的で導入させて頂きましたが、

早割終了後も地方馬主資格を取るついでに申し込んで頂けるケースが多く、じわじわと売れています。

リピートしてくれる方が多い

まだこれと言った実績を出していないのに申し訳ないのですが、当クラブでは1年目・2年目の募集馬を購入して頂いた共有馬主さんの実に62%の方にリピート出資して頂いております

これは馬の実力に見合った競馬場や外厩を選定し、積極的に出走させるマネジメントが気に入ってもらえているのかなと。

中々外からは見えにくい部分ですが、馬運車を持っている外厩を利用して輸送費がかからないようにしたり、中々結果の出ない馬は積極的に出走させ、冬期休催場を利用して手当を貰いながら休養させたり、怪我してデビューの遅れそうな馬は南関東デビューに切り替えて育成馬補助金を申請したりと、各地方競馬のシステムをフル活用してなるべく出費が少なくなるよう工夫させて頂いております。

そういう意味では、会員が一気に増えた3世代目の募集馬の活躍の成否が、今後のクラブ発展を左右すると言っても過言ではないでしょう。

次の募集に向けて考えていること

上記を踏まえて、2022年度の募集は以下のような事を考えています。

当歳の募集時期を早める

昨年は、当歳馬をサマーセールと同時に募集していましたが、現在空前の地方馬主ブームとなっており、地方馬主の審査に7~8ヶ月、長くて9ヶ月ほどかかっています。
これですと、サマーセールで購入した1歳馬の募集と同時に地方馬主資格を申し込むのは難しく、それを見越して通年で募集馬を用意しておきたいのですが、
その明け1歳の当歳募集馬が間もなく売り切れてしまいそうなことから、今年は当歳募集の時期を例年の9月から7~8月あたりに早める事を検討しています。


事務手数料の見直し

上述した通り、当クラブはリピートしてくれる方が多く、中には1人で4頭以上出資して頂いている方が複数名居ます。
ただ1頭1100円の事務手数料は、1頭だけ出資してくれている人にはいいのですが、複数頭出資してくれている人には高いと思います。
来年の1月より、既に出資して頂いている馬を含めて会費に上限を設けるとか、2頭目以降は半額にするとか、何らかの見直しを考えています。

分割払いの導入

昨年は、募集開始後に「分割払いはないのか」との問い合わせを複数頂きました。
この問い合わせは、売れていない高額馬に多かったので直ぐにでも取り入れたいところでしたが、募集期間中にルールを変えてしまうと不公平になってしまうので、次回募集より取り入れようと思います。

募集頭数を増やす

現在、年間2~3頭の募集となっていますが、共有者様も増えてきたことからそろそろ募集頭数の増加に踏み切ってもいいかなと思い始めました。
募集頭数が増えれば活躍馬が出る確率も高まりますし、出資者の立場で考えても選択肢が増えるのは良い事ですよね。
とは言え資金面や厩舎の受け入れの問題があるので、一気に増やすのではなく当歳募集と合わせて1世代4~5頭ぐらいまでかなと考えています。

というわけで、更なる活躍馬を送り出せるようしっかりマネジメントし、満足いくサービスを提供して行きたいと思っておりますので、今後とも宜しくお願いします。