【コラム】HBAサマーセール2021レポート(前編)

ご無沙汰しております、代表の会田です。久々のコラムとなりました。

さて当オーナーズクラブでは、先週行われたHBAサマーセールにフル参戦して、募集馬候補を落札して来ました。

募集開始前にその様子を2回に分けてレポートしたいと思います。

はじめに

まずはじめに、今年の選馬のテーマとして、以下のルールを決めました。

1.ダート系種牡馬の産駒から選ぶ

当クラブでは、地方から打倒中央を目指す事を理念としていますが、まず最初に目標になるJRA北海道シリーズに挑戦するにはダートの認定を勝ちあがらなければならないので、やはりある程度のダート適性が必要になります。

なので基本的にはダートで結果が出ている種牡馬の産駒を探し、ダートグレードで打倒中央を目指せるレベルの馬を探します。

もちろん芝でも打倒中央を目指したいですが、やはりダートで勝ち上がるのに苦労してしまっては困りますので、ガチの芝血統を買うのではなく、芝ダート両方いける種牡馬か、ハッピーホンコンのようにダート種牡馬のスピード馬を選んだ結果芝もこなすようになるというぐらいのスタンスが良いように思えて来ました。

2.募集価格で1千万円を超えないようにする

これは、昨今の馬価格の高騰からすると色々な事を妥協しなければならず非常に難しいのですが、やはり地方競馬でペイするのはどんなに高くても馬代金1千万円ぐらいだと考えているからです。
ちょっとこれ以上だと走らなかった場合会員さんに申し訳ないですし、高い馬で打倒中央を目指しても面白くないかなというのもあります。やっぱり人々が魅了されるのはオグリキャップのような下剋上ですしね。

募集価格は1歳12月までの育成費と2歳4月までの保険料込みなので、落札価格ベースで700万ぐらいまでに抑えなければならず、昨今ダート系種牡馬の需要の上がり具合だと牝馬だったら打倒中央を目指せるレベルの馬を買えると思いますが、牡馬の良い馬だと青天井で中々難しい。例えばダート専門でも距離の融通が利くシニスターミニスターなどは良い馬は軽々と2千万を超えていきます。

ですので基本的に狙っていくのは牝馬で、牡馬はセリの流れで予算より安く落とせそうなら狙っていくという方針にしました。

-1日目-

サマーセールは、朝8時から比較展示→30分休憩→正午からセリというサイクルで行われます。

この日は10時頃に会場入りし、比較展示で上場番号の後半の方から全頭チェックしていき、
その後上場番号の早いダート系種牡馬の産駒を片っ端から出して見て回りました。

比較展示で1頭目に留まったのが、ヴァンセンヌ産駒の牡馬ヴィエナトウショウ2020(上場番号193)。

馬体重は470kgぐらいですが、腰高でもうちょっと大きくなりそう。血統面でもJRA4勝のタイセイソニックの下で、「この父じゃなかったら1千万は軽く超す馬体とブラックタイプだなぁ」と思いつつも、
この種牡馬の産駒だと田中淳司先生もお気に召さないだろうと思いセリに参加する予定は全く無く話にも一切出さなかったのですが、

セリが進行して上場番号が近くなると、田中淳司先生が「この馬どう?」と。

「あ、これやっぱ気になりました?兄弟も走ってますし、ヴァンセンヌじゃなかったら、軽く1千万超えますよね」と言ったら、

同じ事思った!と先生。

ヴァンセンヌ自身は芝馬ですが産駒は高知優駿のハルノインパクトとか、石川ダービーのトゥルスゥイーと2頭のダービー馬を輩出していて地方ダートで活躍している印象ですし、両方行けるならJRA北海道シリーズで打倒中央を目指すのも面白そう。

「じゃあ、400万円とか500万円とかなら買いましょうか」と言ってセリに参加したら、

何と280万円で落ちてしまいました^^;

当クラブは打倒中央を目指すというコンセプトのゆえ、仕入れ値どうしても高くなってしまいますので共有に参加したくても募集価格で敬遠している層もいると思うのですよね(実際、今までで一番売れたのは募集価格の一番安かったポップディーヴァです)。
この落札価格なら今までで一番安く設定出来そうで、新たな層も開拓出来そうで非常に楽しみです。

<<後編へ続く>>
※後編は9/5にアップします。