「馬主」は何と読む??
こんばんは、代表の会田です。
今日は、twitterで話題に上がった、「馬主」の読み方についてまとめてみました。
JRAオフィシャルでは馬主を「うまぬし」と読む!
馬主は、一般的には「ばぬし」と読むと思うのですが、
JRAでは「うまぬし」と読むのを公式としています。
そのため、グリーンチャンネルやラジオNIKKEIの放送では「ばぬし」と読むことはまずありませんし、
インフォメーションで「ばぬし席どこですか?」と聞いても「うまぬし席はこの通路を・・・」としっかり訂正されるぐらい関係者に徹底させてます。
地方競馬では通じない事も?
但し地方競馬だと前者のように読まないと通じない事もしばしばあります。
調教師や騎手、厩舎関係者は「うまぬし」で通用しますが、
例えば駐車場の警備員さん等に「うまぬしの駐車場はどこですか?」って聞いても、
「うまぬし?ああ、ばぬしのことね」などと通じなかったりします。
これはインフォメーションの女性など場内のスタッフでも人によって異なります。
JRAはうまぬしと読ませるようにスタッフを指導している?
このような経験があったため、自分は人によって「ばぬし」と「うまぬし」を使い分ける事にしています。
JRAの競馬場でも、さすがに駐車場の警備員さんとかは「うまぬし」とは呼ばないだろうと思い、
「ばぬし用の駐車場はどこですか?」って聞いたら、
「ああ、うまぬし用は・・・」とここでも訂正されたので、JRAは「ばぬし」を「うまぬし」と読ませる教育を行っているものと想像していたのですが
やはり想像通り、そのように躾けられているとのことでした。
「ばしゅ」と読むケースは
うまぬし、ばぬし以外に「ばしゅ」と読む事もありますが、
これは地方競馬で馬主の勝負服で走る事を意味する馬主服(ばしゅふく)や、
一部の地方競馬で馬主会・馬主協会のことを、ばしゅかい・ばしゅきょうかいと読ませることがあるぐらいで、一般的にはあまり使われないと思います。
(フォロワーさんによると、笠松の表彰式で馬主のことを「ばしゅ」と呼んでいたということですが・・・)
ちなみにJRAでは以前、厩務員さんの事を「馬手(ばしゅ)」と呼んでいたことから、この呼び方は避けているそうです。
JRAの馬主協会は全て「うまぬしきょうかい」と読みますし、馬主服の事は単に勝負服と呼びますね。
結局、どれが正しいの?
よく、ネットなどでは「ばぬし」が音訓読みなので誤った読み方であるかのように言われる事がありますが、
慣用化しているので誤りではないと思いますし、失礼にあたるとかそんな事もないと思います。
競馬関係者と話す時は「うまぬし」、一般の人と話すときは「ばぬし」、等、必要に応じて使い分ければ良いのではないでしょうか。