地方共有を楽しんでいる方の人物像
どんな方が、地方共有を楽しんでいるのか?
僕のSNS発信を見て、地方馬主を始めたいという問い合わせが結構来るのですが、中央の一口とかを経験しないでいきなり地方共有に来るのはオススメしません。
地方共有クラブの代表がこんな事を言うのもアレですが、よっぽど地方競馬が好きとか、当クラブのコンセプトに共感した等という場合を除いて、一般的にはやっぱり地方共有より中央一口の方がメジャーで楽しいと思います。
今中央競馬はクラブ馬主全盛で、例えば年度代表馬候補のエフフォーリアや、ラヴズオンリーユー、グランアレグリアなんかもみんなクラブ馬です。
こういった馬を一口持っていたら毎週テレビや新聞・雑誌などのメディアに愛馬の名前が躍り、仲間からは羨望の眼差しで見られる。競馬好きならこんな楽しい事ないと思います。
では、地方馬主を始める人物像としてはどんな方が多いのか。
地方馬主は、一口馬主の経験者が大多数!
当クラブで共有を楽しまれている方は「一口馬主が出来る事に満足し切れなくなって、地方馬主を始めたくなった」 という一口をステップにされている方々が大多数を占めています。
まず、一口馬主は本物の馬主ではなくファンドの出資者という形になるので、「馬主行為」というものが出来ません。
厩舎を訪問する事も出来なければ、調教師や騎手とコミュニケーションを取る事も許されていない。
勝った時の口取りも抽選で、馬主席や駐車場も基本的には用意されないので、せっかくスーツでビシッと決めていっても、負けた時席が無いと疲れますし、入場するにもお金がかかりますから、一般の競馬ファンと変わりないわけです。
大手クラブでは、例外的に牧場見学だけは許されていますが、日時も限られていますし、特に土日なんかは瞬殺で予約が埋まったりします。
特に今はコロナで、上述の行為はおろか、競馬場にも入れなくなっているので、ただお金を払ってPOGをやっているだけのように感じて、一口馬主が出来る事に物足りなく感じている方は多いのではないでしょうか。
今、地方馬主の人気が高まっている!
ただ、中央の馬主になるには、所得2年連続1700万、資産7500万と一口をステップに馬主になるには非常にハードルが高い。
そんな中、所得500万円で本物の馬主になれる、地方馬主に注目が高まっています。
まず、地方馬主の維持費は、南関東なら中央の約半分程度なので、1/40の一口クラブとほぼ同じくらいです。
1/20の地方共有は、40口ファンドに出資されている方なら、資金的には充分でスムーズに入っていけるのではないでしょうか。
一方、地方共有では1/20とは言え本物の馬主ですから、先方の都合さえ合えばどこにいても厩舎訪問は可能。
調教師・騎手と話したりする事も可能ですし、口取り予約の必要もなければ、馬主席も利用出来る。
コロナ禍に於いてこれらは多少制約がありますが、一口馬主より出来る事は圧倒的に多く、愛馬をより身近に感じる事が出来ます。
こういった馬主行為に魅力を感じる方々が、一歩踏み出して地方資格を取得するケースが多くなっていると思います。
みんなそのように思っているのか、現在、地方馬主は申請が殺到しており、半年待ちという状態です。
地方馬主には様々な楽しみ方がある!!
私が地方馬主を始めた頃、地方共有市場はブルーオーシャン的な感じでしたが、現在は、大手以外にも、外国産馬を専門に募集したり、LINEグループで次走を相談したり出来るところがある等、バラエティに富んだ共有クラブがあるのも良いですよね。
また、SNSが普及した事により、ネットで共有馬主さんを募集している方も増えていると思います。
当クラブでは明け2歳の募集馬は来月に締め切りとなりますが、例年9月中旬から開始している本年の1歳馬の募集に出資したいという新規の馬主の方は今から準備しておいても遅くはないかもしれません。
当クラブでは、新しく馬主になられる方のサポートも行っておりますので、地方馬主資格取得についてご不明な事があればお気軽にご相談ください。